【第2回】体で覚えていく、ということ

ラッピングが少しずつ形になり始めると、ある瞬間に気づくことがあります。
「考えなくても、手が動いている」
折る位置、紙の張り、リボンを引く加減。
最初は一つひとつ意識していたことが、いつの間にか自然につながっていきます。
これは、知識が増えたからというより、手が経験を覚えてくれた結果です。
ラッピングは、正解を暗記して身につくものではありません。
同じ動きを繰り返す中で、少しずつ「これくらいかな」という感覚が育っていきます。
ただ、その途中で立ち止まってしまうこともあります。
自分では整えているつもりなのに、
どこかちぐはぐに見える。
理由が分からず、同じところで迷ってしまう。
そんなとき、別の目が入ることで、
ふっと道が開けることがあります。
ほんの少しの角度。
ほんのわずかな力の差。
それに気づけた瞬間、包み全体の印象が変わるのです。
ラッピングは、
一人で向き合う時間も大切ですが、
誰かと一緒に手を動かすことで、
より深く体に染み込んでいくものなのかもしれません。

Regalo(レガーロ)プロフィール

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