大阪中之島美術館 「サラ・モリス 取引権限」 個展に行ってきました。

先日、大阪中之島美術館にて開催されている サラ・モリス 展:取引権限を訪れました。
一歩足を踏み入れた瞬間から感じたのは、“整然とした混沌”のような空気。
鮮やかな色彩と、幾何学的に構成された画面。
一見、無機質にも思えるその構造の中に、確かなリズムと意思が流れているのを感じます。
サラ・モリスの作品は、都市や権力構造、経済といった見えない仕組みを可視化したものだと言われていますが、実際に目の前にすると、理屈以上に感覚に訴えかけてくるものがありました。
規則的でありながら、どこか不安定。秩序の中に潜む違和感。
その絶妙なバランスは、どこかラッピングや水引やクイリングの世界にも通じるものがあると感じました。
整えること。
配置すること。
そして、あえて余白やズレを生かすこと。
それによって生まれる美しさは、単なる装飾ではなく、「意図」を持った表現へと変わります。
今回の展示を通して改めて感じたのは、見せるという行為の奥深さ。美しさは、整っているだけでは生まれない。そこに、どんな意思を込めるのか。
そんな問いを静かに投げかけられる時間でした。
作品を観るということは、自分自身の感覚を見つめることでもあるのだと、改めて感じた一日でした。

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